皆さん、こんにちは。いつの間にか、すっかり寒~くなりましたね。((+_+))
消費税の増税先送りが発表され、あれよあれよという間に総選挙。
… って、ところで皆さん、消費税の基本的な仕組みって、どこまでご存知でしょうか?
今日はそんな「基本のき」のうちの1つをご紹介しましょう。(‘◇’)ゞ
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そもそも、消費税をお客さんから預かったお店って、
どうやって国に納める消費税を計算しているのか。
では、話を分かりやすくするために、こんな例を頭に思い浮かべてください。
(例)
108円のノートを仕入れました。そのノートは216円で売れました。
店番をしてくれたアルバイトさんには、100円のバイト代を払いました。
これを見て、「あ、この店の収支はこれだ!」 って思った人はいませんか?
売上 216円
仕入 △ 108円
人件費 △ 100円
↓ ↓ ↓
利 益 8円
違う違う。( `ー´)ノ こっちこっち。
売上 216円
仕入 △ 108円
人件費 △ 100円
払うべき消費税 △8円 (←売上の消費税から、仕入の消費税を引いた差額)
↓ ↓ ↓
利 益 0円
このように、「払うべき消費税」ってのを意識しておかないとダメですよ。
それなのに払うべき消費税を意識できない自営業者が多いのは何ででしょう?
…一つには、売上代金216円もらった時に、「売上金 216円」 と、
消費税込みで帳簿に書いてしまうから、ということが挙げられると思います。
なので、売上や経費を集計するときに、そもそも「税抜き」で記録しておくか、
税込みで記録したあとに、こまめに 「払うべき消費税はいくらか」という計算を
しておくかのどちらかをしておかないといけません。
今の時点で、払わないといけない消費税の納税義務がいくらの金額になっているのか。
私達のような税理士が行う「月々のチェック」や、「決算処理」の大事な作業の1つです。
(#^^#)