相続税の申告書を税理士さんに作ってもらった。
仕上がった申告書のドラフトを見せてもらったら…
何でしょうかこれは!というぐらい分厚い。
税理士の立場としては、添付書類も含めてきちんと仕上げたら自然と
こうなりましたと言いたいのですが…これで「ご確認を」と言われても
戸惑いますよね。
重要ポイントは正直、そのご家庭ごとに異なるのですが、もし仮に
「3分以内で重要ポイントだけ確認しなさい」
と言われたら、たいていの税理士はこのページを真っ先にみるはず。
(※国税庁サイトより画像引用。)
ここに、どのような種類の財産があって、
その価額(時価ではなく評価された額)がいくらで、
そしてその1つ1つの財産について、相続するのは誰なのか
…という情報が全部、入ってます。
このページをざっと見た上で、次に見るとしたらこれですね。
そして、気になったポイントをチェックしていくために、申告書の他のページや
添付書類などを1つ1つ確認していく… そんな感じです。
なので、相続人の方々に相続税申告書のドラフトをお見せするときにも
「ここが一番大事です」と案内しつつご説明したり、申告書とは別に
ダイジェスト版としてのA4で1枚~2枚程度のまとめたものをお渡ししたり
しています。
そして、この「大事ですよ」とご紹介した、この書類。
お客様にお見せすると、人によってはこんな反応も。
確かに、そういわれればそうかもしれませんね。
最近の相続申告件数の増加傾向もあってのことなのでしょうか、国税庁の
お知らせでは、この大事な「第11表」の書式が変わる予定のようです!
(国税庁サイト「相続税申告書第11表の様式改訂」より抜粋)
(途中略)
令和6年1月以降にお亡くなりになられた方の相続税申告書から、この
新様式が使われる予定だそうです。
何だかんだいって、色々な声が反映されていっているのですね。
では本日はこの辺で。最後までお読み頂き、ありがとうございました。