皆さんこんにちは。税理士の永岡です。
業績アップのコツということについて、とことん具体的にお伝えしているこの
シリーズ、4回目です。
前回までの記事を読んだ方にはお分かりかと思いますが、もう一度まとめます。
業績アップの為にはどうしたら良いのか!
まず、自社(自分)の成績表を見てみる。
↓ ↓ ↓
なるべく早く冷静に「考える人」になろう。
↓ ↓ ↓
具体的にどうしたら良いのかという答えを探り当てよう。
↓ ↓ ↓
答えが分かれば長所は伸ばし、短所は叩き潰そう!
要するに、これが理想の姿です。
でも一番難しいのが、「具体的にどうしたらよいのかという答え」を
見つけることですよね。
そのためには、いつも自分が当たり前のこととしてスルーしているようなことを
もう一度見つめなおしてみるといいですよ、と前回の記事でお伝えしていました。
でも、それって難しい。分からない。
悩んだ挙句に…。
あきらめてしまう場合、意外と多くないですか?
せっかくすぐそばに、あなたの長所が輝いて、伸ばしてくれるのを待っているのに。
せっかくすぐそばに、あなたの短所が小さいままで、今なら叩けるところにいるのに。
そんな時は、こうしましょう!
【12】どうしても分からないときはヒントやアドバイスをもらおう
自分1人で悶々と悩んでいたって、時間が過ぎていくだけ。
そういうときこそ、誰かにヒントをもらいましょう!
もちろん、自分で考えて答えにたどり着くのが理想ではありますが、
何か新しい問題に直面した場合、誰だって最初は分からないものです。
そういう時は、「その道の達人」 から、光をもらいましょうよ!
そして、分かったのならなるべく早く、行動に移すことです。
長所は伸ばし、短所は叩き潰しましょう。
ヒントやアドバイスをもらうことで、いつもスルーしていた
当たり前の姿にひそむ問題点を発見する。
それが具体的にどういうことなのか、前回の記事の中で挙げた例を
もう一度、見てみましょう。
< 例えば、会社の場合>
1.一生懸命やっているのに2年連続赤字。何も問題はなさそうなのに…
(考える人)
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2.待てよ。毎年当たり前のように、このソフト使うためにA社に手数料払っているけど
そもそも最近の新しいシステムの方が安くて使いやすいのでは?
(わかったさん)
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3.よし、思い切って他社の新しいシステムを試してみよう。
(短所を叩く)
仕事の効率が良くなったら、売れ筋商品をもっと工夫する時間が増えるかも!
(長所を伸ばす)
… ここで、2番目のステップに注目して下さい。
この会社は、仕事に欠かせない 「いつものソフトウェア」 に注目しました。
そして、その「いつものソフトウェア」が、実はすでに旧式のものになっていて
他社のソフトウェアの方が安いし、しかも使いやすい可能性が高いと判明したのです。
それって、どうやって気づいたのでしょうか?
自分達だけで考えてその答えに気づく場合もあるけれど、
同業者との情報交換、取引先の会社の営業マンといった外部の人間の話を聞いて
それがヒントになって気づくという場合の方が多いのではないでしょうか?
解決できない問題にぶち当たって、考えても考えても分からなくなったら、
思い切っていつもと違う人に会ったり、いつもと違う本やサイトを読んでみたりすると
意外と道が開けたりすることがありますよね。
それは「いつもと違う環境」に触れたからこそ、そこからもらえる情報が
いつもの姿を見つめ直すヒントやアドバイスとなってくれるからなのです。
(^^)/
… で、ここまでわかったところで、気をつけないといけないことがあります。
【13】間違ったヒントやアドバイスを見抜くには
外部の人から得たヒントやアドバイス。
そのヒントが間違っていたらどうしますか?
そもそも、間違っているかどうか見抜けますか?
…すぐには分かりませんよね。そんなの。(;_:)
たいてい、何かやってみて、全く結果が出なかったり
かえって成績が悪くなったりして初めて、
「ああ、そもそも最初にもらったヒントやアドバイスが違っていたんだ。」
と後から分かるものです。
では、それが間違ったヒントやアドバイスかどうか、なるべく早く気づくための
一番いい方法ってないものでしょうか?
… 分かりません!! (開き直りごめんなさい。)
それが分かれば人生、苦労しません。
でも、「一番いい方法」ではないかもしれないけれど、
人からもらうヒントやアドバイスの「良し悪しを見分ける力」を
つけるための方法はあります。(あくまで、1つの方法ですが。)
それは、「広い世界に身を置くこと」です。
いつも色々な人に会っていると、どういうアドバイスが説得力があるのか、
自分にとって役に立つヒントはどういうものか、だんだんと分かるように
なってくるものです。
それに数が多いと、他との比較ができます。
「このアドバイスが一番、今の自分には良き光となりそうだ!」ということが
分かるのも、他の複数の光と比べることができたからでしょう。
これが、接する人が少ないと…。
実はもっと他に良いアドバイスをくれる人に出会えるかもしれないのです。
でも、この2人しか知らないという狭い状況の中では、よりマシな方であるという
だけの理由で、実は中身は「それなりに良い」というだけのアドバイスを
自分にとって最良のアドバイスだと受け取ってしまう可能性があります。
だからいつも同じ人に会い、いつも同じやり方で仕事や生活をこなすのではなく、
外部の人と接触する、たまには違う方法を試してみるということはとても
大事なことなのです。
なるほど確かに「いつもと同じやり方」というのは人に安心感をもたらします。
変えてはいけないもの、守るべき手順があるというのも事実でしょう。
でも、あまりにも 「いつもと同じやり方」 に安心しきって住み着いてしまうと、
いつの間にか「変化そのものを嫌う人」になってしまう恐れがあるのです!
変化そのものを受け入れないという姿勢でいると、自分の長所を伸ばすことが
できないばかりか、自分の短所をいつまでも直せないということに
なってしまいます。
できる限り、日々の当たり前の姿を見つめ直そうという意識を持って、
冷静に長所は伸ばし、短所は叩いていくということが出来ると良いですね!
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で、この「業績アップのコツ」という話を終えてしまうのはもったいない。
人からヒントやアドバイスをもらいましょうと言っておきながら、
私自身、何のヒントもアドバイスも皆様にご紹介しないというのも何だかなぁ…と
いう気がします。
よって、次回以降では 「会社の業績アップ」 ということに焦点を定め、
まずはその会社の長所を伸ばす、つまり 「売上を伸ばす」 には
どうしたら良いのかということをお話したいと思います。
長くなってしまいましたね。では、今回はこの辺で…。