いったい、毎月いくら売上があったら安全ラインなのか。
いったい、 「 このままだとヤバい! 」 売上高のラインはいくらなのか。
ご商売をされている方々の、この切実な問いかけ。
顧問先 様からのこの問いに対し、いかに適切に、タイミング良くお応えするか。
日々悩み、頑張っております。
こう言うと、ひょっとしてこんな素朴な疑問もたれた方、いませんか?
「日々”悩み” だって? 税理士さんなら数字見ただけで即、わかるのでは?」
何をおっしゃいますやらっつ。(ー_ー)!!
おおよその見当はついても、適切な予測はすぐには出せません。
なぜかって? では、のぞいて頂きましょう。
その、「安全ライン」 の売上高を探り当てる舞台裏を。
といっても、やり方そのものは至ってシンプルです。誰にでも、出来ます
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<ステップ1 ; たとえ売上が0円でも、毎月払う経費を考えてください。>
典型的なものは、家賃、リース料、通信費などですよね。
そして、売り上げが0円だった場合、当然ですがこうなってしまいます。
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これではいくらなんでもダメなので、次へ。
<ステップ2 ; 売上UPと同時に増えていく経費を考えてください。>
モノづくりの人なら、売上が増えれば、材料などの仕入れも増えます。
売上は増えたけれど、広告宣伝の費用もその分かかっているでしょう。
ともあれ、下記の図を見てください。
↓ ↓ ↓
売上は確かにある。でも、経費も増えた。
なので、手元にはまったくお金が残らない。これでは、まずいです。
このステップ1、ステップ2を踏まえて、考えてみましょう。
もしも、上記の例で1万円の利益を手元に残そうと思ったら??
売上が2万円発生したら、つられて増える経費は1万円でしたよね。
よって、こうなります。
↓ ↓ ↓
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やり方は、上記のように至ってシンプルです。
でも、特に<ステップ2>の経費の中身を考えるのが、悩ましいのです!
“この経費、売上につられて何%の割合で増えていきそうなの?
…100%の正解は出せませんよね。
ただ領収書や通帳の数字をもらって、集計しただけでは分かりません。
でも、お客様と直接お会いしてコミュニケーションを図っていくうちに、
この予測の精度は少しづつ上がっていきます。
私が、”かならずお会いします” と言っているのも、こういう御提案を
きっちりさせていただきたいからなんです。