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業績アップのコツ(その1;ポジティブ人間はここに注意しよう!)

みなさんこんにちは。所長の永岡玲子です。

 

久しぶりのブログ更新、ちょっと今回は小分けにして、シリーズもので

「業績アップのコツ」ということで書いてみようかと思います。

 

業績アップのコツ…? 自分は社長でもなんでもないから関係ないや…などと

思うことなかれ。

 

社長にとっては「経営成績」のアップのコツ。
社員にとっては「営業成績・仕事能力」のアップのコツ。

受験生にとっては「テストの成績」のアップのコツ。

 

そう。業績アップのコツ…といいつつ、実は私、そもそも
何かをレベルアップさせるためにはどうしたら良いのかという大きなテーマに
ついて書こうと思っています。(^^)/

 

とことん、具体的に書きますので是非ともご一読下さいね。
前置きはこれぐらいにして、さっそく…。

 

~~**~~**~~**~~**~~**~
【1】目指すべきゴール

 

業績アップ、自分の能力アップ。要するに、自分自身のバージョンアップ!
その為にはどうしたらよいか。

 

実は一言で言ってしまえば、極めてシンプルです。
こうすればよいのですから。
↓  ↓  ↓

要は、弱点を叩き潰し、強味は伸ばす。それだけです。

 

でも、そんなことは誰でも分かってますよね。(*_*;

 

なので、ここはもうすこし深く考えて、「具体的に」どうすれば良いのか、
一緒に考えましょう。
その為には、まず自分(自社)がどんなタイプなのか、分析することからスタートです。
自分(自社)のタイプによって、弱点も強みも、それぞれ違うはずですから。

 

 

【2】あなたはどのタイプ?

 

ではさっそく。この表を見て下さい。
とある会社の、成績表です。

↓  ↓  ↓

 

あなたは「まず最初に」、どんな印象を持ちましたか?

 

こういう 同じ資料、同じ数字でも、それを見る人の性格・タイプによって
それぞれ 「最初の受け止め方」が違うはずです。
(※少なくとも、私の実感ではそうです。)

そして、その「最初の受け止め方」を見れば、その人の性格・タイプが
だいたい分かってしまうといっても過言ではないでしょう。

 

ここでは 話を分かりやすくするために、その「最初の受け止め方」を
大きく3つのタイプに分けてみました。
↓  ↓  ↓

 

どのタイプが良いかとか、ダメだとかいう問題ではありませんよ。
あくまで「最初にまず、どんな反応をしたか」ということがポイントです。

 

 

【3】いつも最初はポジティブな鼻高々さん

 

ではまず、このタイプの人について。さっきの経営成績表と一緒に
もう一度見てみましょう。
↓  ↓

 

お気づきの通り、この人、めっちゃポジティブで前向きな発想の持ち主です。

 

この会社の成績表、良いところは「売上が伸びている」というところですよね。
その良い点をまず発見して、得意になっています。
良い点をまず先に見つけるというのは、それ自体はとても素晴らしいことです!

 

でも、この会社の社長が、ずっと「鼻高々さん」のままだと、
この会社は危ういと思いませんか?

 

だって、よく見てみて下さい。
売上が500万円伸びたのに、赤字は100万円増えています。
つまり、会社の規模は大きくなったのに、利益は減ってしまったのです。

 

サラリーマンの場合におきかえて言うと、こんな感じです。
「デキる仕事の種類は増えたのに、ミスや間違いの数も増えてしまった。」

 

受験生の場合におきかえてみましょうか。
「問題を解くスピードは速くなったのに、点数はかえって悪くなってしまった」

 

少々たとえ話が強引すぎましたかね。(*_*;
でも、本質的にはそういうことですよ。

 

じゃあ、この人 。  

 

そもそも、どうしてこんなに強気で得意気なんでしょう?
… もちろん、成績表のこの部分に注目したからですよね。

 

 

よく「売上アップしただけで喜んではいけない!」と言いますよね。
それは、売上アップそれ自体は良いことだけど肝心の「利益」に結びついて
いなかったら何の意味もないですよ、ということです。
(だって、利益をゲットするために商売しているのですよ。)

 

 

【4】鼻高々さんの取るべき「次のリアクション」

 

では、この「鼻高々さん」は、次にどうしたら良いでしょう?
正解はこちら。

そう。最初にどんだけ「鼻高々さん」になっていてもいいんです。
その次に、「何でせっかく売上増えたのに、利益減ったのかな?」という
「考える人」になれば良いのですから。

 

ではその「鼻高々さん」が「考える人」になるきっかけって、
何だと思いますか?

自分(自社)の成績をこんな風に見たときじゃないでしょうか。

 

そう。目の前に与えられた情報の一部分しか見ないうちは、
そもそも「見た」ってことにもなっていませんよね。

 

全体を見て、この成績表は要するに何を意味しているのか、
どうしてこういう結果になったのか、そういうことを考えないと
進歩しません。パージョンアップしません。

 

…え? 売上伸びてるんだから、この調子でいけば赤字もなくなるんじゃないかって?

もちろんそういう場合もありますが、こういう事態に陥る危険性はないですか?

 

 

自分(自社)の売上を伸ばすことが出来るのは大変素晴らしいです。
でも、自分(自社)の弱いところって、ほったらかしにしていると
後でえらい目にあうかもしれませんよ…。

 

弱点がまだ、大したことない状態のうちに、さっさと叩いておきましょう!
そして、こんな感じで長所を伸ばし、短所を潰し続ければ最高です。

 

実はこの「鼻高々さん」が「考える人」になって、さらにその次に
「×××さん」にならないと、この理想形(長所伸ばし短所叩く)には
到達できないのですが…。

それはこのシリーズの最終回にまとめて触れることにして。

 

問題は、この人がずっと「鼻高々さん」のままで、いつまでたっても
「考える人」に ならない場合です。

 

 

【5】立ち止まって考えない「鼻高々さん」への処方箋

 

改めてもう一度。この成績表と向き合ってみましょう。

 

このように「売上が500万円増えたのに利益に結びつかなかった」という
場合でも、実は気にしなくってもいい時があります。

 

それは「経費」の中身・性質がポイントです。
もし、今年の経費の中に、いつもの年ならありえないような、例えば
オフィス移転費用や、一気に採用した新人の教育研修費などがあったら、
そりゃあ、いつもの年より出費が多くて当たり前ですよね。(^_-)-☆

 

そういう時は、鼻高々さんは「何でだろう?」と深い思索にハマらなくても
よいと思います。

 

でも、そうではなくて。
そんな臨時的な出費もないのに、この会社がこのような成績になってしまった場合。
それは「そもそも、普段のお金の使い方に問題がある」ということになりますよね。

 

サラリーマンの場合におきかえて言うと、こんな感じです。
「そもそも、普段からの仕事の進め方や段取りに問題がある。」

 

受験生の場合におきかえてみましょうか。
「そもそも、普段からの勉強スタイル、解いている問題の質に問題がある。」

 

このように、そもそもの普段からの自分の行動パターンや発想を見直さないと
いけないときなのに、いつまでも鼻高々で「考える人」にならない,なるのが遅いと
いうのは大変危険なことです。

 

でも、なぜ「考える人」への切り替えが遅くなってしまうのでしょうか?

 

1つ考えられるのは、そういう人は「答えを早く知りたがりすぎる」からだと
いうことでしょう。

 

今回の例でいうと、売上が上がっている!という事実だけを見て、
全体を見る前に、自分はもう既に正解をゲットした、ゴールにたどり着いたと
思ってしまうのです。

 

長い文章を読むときだって、まず全体をざっと読んで、主語と述語を見て、
要するにこの文章は何を言っているのかポイントをつかんでから、もう一度
全体をじっくり読むじゃないですか。

それと同じで、会社の経営成績表って、実は見るべきポイントを
見ずに「早とちり」してはいけないのです。

 

 

では、「早とちり」というタイプでもないのに、ずっと鼻高々で
「考える人」にならないという場合があるとしたら、それはなぜでしょう?

 

それは、「過去にも同じようなことがあったけど難なくクリアした」という
強烈な成功体験を持っている場合ではないでしょうか。

 

なるほど、過去の状況と今の状況が同じなら問題ないでしょう。
ただ時代の変化するスピードは年々早くなっています。
過去の成功体験が通用しないかもしれません!

 

では、過去の成功体験パターンが通用するかしないか、見極めるには
どうしたら良いでしょう?

 

答えはカンタン。今を生きる人達の中に交わることです。

 

要は、過去の成功体験が頭から抜けないということは、アナタがまだ
過去の世界に生きているということです。時代にキャッチアップしていないのです。

 

若い人達と常に接する機会を持つ、新しいものはとりあえず自分でも使ってみる。
そうすれば、自分の頭も柔らかくなって対応力がつきますよ。(^^)/

 

~~**~~**~~**~~**~~**~

 

さて、次は「最初の反応」がこうなるタイプの人について話しましょう。

 

この人、まずネガティブになってしまう人です。
実は、それ自体はそうそう悪いことではないんですよ。(^^♪

これについては記事が長くなるので、また続きで書きますね。
ではでは。。。

(^^)/ (^^)/