皆さんこんにちは。
11月半ばになると、あっという間に年末になりますよね…。
さて、この季節にありがちな問題。
年の途中で就職した人と、会社とのやり取りです。
↓ ↓ ↓
会社側 「前の会社からもらった源泉徴収票、持って来てね」
従業員 「え~、もらっていたかな…。探さないと…。」
会社側 「それがないと年末調整できないよ」
↑ ↑ ↑
どうして今さら前の会社が発行する源泉徴収票が
今の会社の年末調整で必要なのか。
簡単にいうと、こういうことなんです。
年末調整って、その人の「年収」をもとに所得税の金額を
きちんと計算しなおすことですよね。
例えば、5月に会社を辞めて、8月に別の会社に就職したとしましょう。
この人、年末の時点ではA社に所属しているので、
A社に年末調整計算をしてもらうことになります。となると…。
前の会社でもらった給料と、今の会社でもらった給料の2つを
合わせた額が、その人の年収ですよね。
そこで「前の会社からもらった1月~5月までの給料」の金額を
証明する書類が必要になります。
それが「前の会社が発行する源泉徴収票」なのです。
給料明細や、通帳の振込記録などは証明書類として認められていません。
では前の会社から源泉徴収票をもらっていなかったら??
言いづらいかもしれませんが、会社は源泉徴収票を発行する義務があります。
電話、メール、手紙などで請求してみてください。
発行してくれない場合は「源泉徴収票不交付の届出」という書類を
税務署に出せば、税務署からその会社に指導が入るようです。
(※但し、普通はここまでしなくても発行してくれるはずです。)
あと、前の会社からの源泉徴収票がどうしても手に入らないのであれば
今の勤め先にこう言って下さい。
「入手できませんでした。私、年末調整してもらわなくていいです。」
年末調整しないと大変なことになる?
いえ、ほとんどの場合、そんなに大変なことにはなりませんので
ご安心を。
<(_ _)>