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給料と税金、あまりにも基本的なこと

 

皆さん、こんにちは。やっと爽やか&快適な季節がやってきましたね!
何だかんだと消費税の話題ばかり、ご紹介してきましたので、ここはひとつ

 

  * 普段は税金なんて意識しない、サラリーマン、

  * 扶養の範囲内で働く、パートさん、

  * 初めて人を雇い、お給料を 「 払う 」 立場になった事業主、

 

そんな人々に ご興味を持ってもらえるような話題をご紹介しましょう。

 

「 給料と税金 」

 

税の仕組みは、社会の仕組みです。


よく分からずに、もやもやっとした気持ちでいるよりは、少しでも
分かっていた方がスッキリ!しますよ。

 

 (注)この記事でいうところの「税金」は、「所得税」を指しています。

 

 

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毎月もらう、お給料。こんな素朴な疑問を持ったことはありませんか?

 

「 税金やなんやかんや、差し引かれてるな…これって、何で?」

 

いやいや、何でもなにも。( ゚Д゚)

 

 

日本の法律では、一定以上のお給料を払うなら、そこから税金を雇い主が
差し引いて、その残りを払うという決まりになっていますから。

 

差し引く。つまり、「 その人の税金を預かる 」 ということになります。
もっと言えばこう。

 

 「 その人の税金を預かって、代わりに払っておく。」 のです。

 

図でいうと、こんな仕組みになっています。
 ↓  ↓  ↓
ステップ① 雇い主は、お給料から預かるべき税金の金額を計算する。
Photo

 

「 従業員へ渡すべき手取り額 」 と、「 従業員の給料から預かる税金の額 」。
まずは、お給料を、この2つに分解します。

 

ステップ② お給料を払う。
2

 

ご覧のとおり、従業員1人1人に渡されるのは 「 手取り額 」 です。

 

ステップ③ 従業員から預かった税金を、まとめて払いに行く。
3

 

税務署にも納税の窓口はありますが、たいていは銀行で払えば、
その銀行が税務署に送金してくれます。 (便利だね! (#^^#) )

 

毎月これをやってくれているんですよ、雇い主は。

 

まぁ、実は従業員数が常に10人未満だよ、っていう場合は、上記でいう
ステップ③ の税金を払いに行くということは、半年に一度でいいよ!って
ことになっていますけどね。

 

 

ん? その「税金」の額、多すぎたりしたらどーすんのって??

それは毎年おなじみの 「 年末調整 」 という手続きで、精算してもらいましょ。
ご心配なく。。。

 

 

じゃあ、もし仮に、こんな風に 「 雇い主が税金を預かって、代わりに払う 」
という仕組みがなかったら、どうなるのでしょう?

 

こうなります。

 ↓ ↓ ↓

ステップ① お給料・報酬をもらう

 

Photo_2

 

税金と、手取り額なんて区分されていない、満額です。

 

 

ステップ② 自分で税金の計算をする。
2_2

がんばれ~!

 

 

ステップ③ 自分の税金を、自分で払いに行く。
3_2

 

 

 

個人事業主の人や、フリーランスの人、請負(外注)扱いの人、などが
いつもやっていること( = つまりは確定申告。)を、普通のサラリーマン等も
やらないといけなくなります。

 

面倒ですよね。

 

なので、給料から税金を天引きしてくれる仕組み、「源泉徴収の仕組み」
ホント、よくできた制度だと思います。

 

ただね…。

 

この「天引きした税金」、1年間ふりかえって計算してみると、やっぱり何かと
誤差が出るもんなんです…。

 

 

この誤差を、年末に精算するのが「年末調整」 です。
これについては、またお話します。

 

ではでは…。($・・)/~~~