皆さんこんにちは。(^^♪
すっかり秋 … かと思いきや、いつまでも蒸し暑いし台風は来るし、
何だか落ち着かない感じですね。( って、私だけ??)
さて、最近増えつつありますね。Amazonや楽天などのサイトや、
BASEなどでネットショップ開設して色々な物を販売する方々。。。
確定申告しなきゃいけないけど、どうしたらいいのか分からないっ!!
そんな質問が増えておりますし、現にウチの事務所のお客様でも、ネット販売事業を
法人化して本格的にされている方、個人事業としてされている方、副業としてされている方、
色々とおられますので、この際、めっちゃ基本のき、だけでも書いておこうかと思います。
【【 基本その1 】】 入金額から “差し引かれた” ものの存在を忘れずに。
通帳に振り込まれている金額が1,000円だとしましょう。
それをみて、「私の売上高は1,000円だ!」 と思っていませんか??
正確には、入金される前に色々と差し引かれているはず。300円としましょう。
サイト利用料とか、販売手数料とか。個人の場合、「源泉所得税」とか。
あなたの売上は、それらを差し引く前の、総額での売上(1,300円)ですよ。
なので、確定申告書には売上(収入)は1,300円、経費が300円、という風に書きましょうね。
これ、下記の「基本その2」につながる大事なことです。(._.)
【【 基本その2 】】 総額での売上が1,000万円を超える?
2年前の売上(※法人なら2期前)が、1,000万円を超えていますか?
(これを「基準期間」といいます。詳しい説明は省略。。。)
それなら、今年(今期)は、消費税の申告もしないといけませんよ~。
2年前、売上が1,500万円で、経費が900万円だった場合。
もうけとしては600万円しかないけれど、消費税を申告する人になるかどうかは
「総額としての売上」に注目して決めます。
なので、そういう人は今年、消費税を払いましょう。
今年の売上が1,200万円で、経費が720万円だとしたら、その
「今年の売上で預かった消費税から、今年の経費で払った消費税を引いた額」
を払います。
※ 2年前の売上と経費は使いませんよ…。
2年前の売上というのは、あくまで消費税を申告する人になるかどうかの
目安に使われただけです。
今年の売上が1,200万円、その売上代金から預かった消費税が約80万円。
今年の経費が720万円。そのうち、お手伝いしてもらった人へのバイト代が20万円あるなら
「消費税をのっけて払っている経費」は700万円だから、払った消費税は約50万円。
それなら、80万円―50万円=30万円。この30万円を税務署に払います。
それは、今年という年度が終わって集計して、確定申告する時に一緒に
「消費税の申告書」も作って税務署に出すときに、自分で税金の支払用紙を手に入れて
「30万」って書きこんで払うんですよ。
(※電子納税、口座から引き落とされる振替納税など他に色々方法はありますが。)
【【 基本その3 】】 副業でやっている人の場合
ネット販売しつつ、普通のサラリーマンやっていますという人。
勤め先にバレたくないからって、確定申告しないのは良くありませんよ。
所得は正しく申告して、さわやかな毎日を過ごしましょう。(#^.^#)
バレたくないなら、確定申告書のこの欄に○印つけて、会社に「副業でもうけた分」の
情報がいかないようにすることも出来ます。
↓ ↓ ↓
あ、でもね。
ネット販売の副業収入を、お友達のネット販売手伝ったということで
「給料」としてもらっている場合は、こんなことしても無駄です。
だって、「給料以外の所得」にかかる住民税の分だけ、会社ではなく自分宛てに
請求書類送って下さいっていうことなので。副業が「給料」だったらアウトでしょう。
あと…これはネット販売の場合、たぶんないとは思うんですが、
「ハンパない赤字で、給料収入と赤字、合体させたら住民税限りなくゼロ!」
という人も、勤務先の担当者は分かるんじゃないでしょうか??
だって、その人が稼いでる給料、それなりにあるのに、市役所から勤務先に回ってきた
「その人の住民税の額」という書類みたら、
住民税、たったこんだけ?? 何があったんだ??
となりませんか? … 即、副業だと思われないかもしれませんが、その担当者に
「そうだ、税理士さんに聞いてみよう。」と思われるかもしれませんよ。
…以上、まだまだ言い足りないことはあるんですが、
あまり難しいこと書いて、読んでもらえないのも悲しいので、
今日はこの辺で…。
ピンバック: 税理士 永岡玲子のブログ » 起業したて、給料収入と事業収入の両方がある人の確定申告
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