投稿日:2026.02.02 最終更新日:2026.02.02
そもそも会計処理って何なのか
皆様いつもありがとうございます。税理士法人シエル代表の永岡玲子です。
確定申告シーズンが始まったとたん、2月度の新規ご契約の受付を停止してしまって
本当に申し訳ありません!
これも、仕事・サービスの質を維持するためにはやむを得ないことなので
皆様どうか、ご理解いただけますと幸いです。
こういうお話をすると時々、いただくのがこういう疑問。
「クラウドとか、AI とかで自動化されてるんじゃないの?」
「そんなに大変なことなんですか?」
はい、皆様が思っておられる以上に大変なんです。
特に初心者の方に多いのですが、真っ先に目の前にある
細かい経費のレシート集めて入力することから始めてしまってませんか?
確かに、そういう簡単かつ単調な作業風景ばかりイメージするから、
「そんなに大変?」って思ってしまうのかもしれませんね。
実はその「経費のレシート処理」、優先順位が一番低いことなんです。
なぜなら、会計ソフトに入力・登録が必要なことは「この3つ」で、
一番大事なのはこの図でいう①と③、だからです。

手順としては①→③→②の順でやるのがベストです。
もしくは、①をやりつつ③も同時進行でやって、最後に②。
税務署が一番、注目しているのは「売上」です。
その次に注目しているのが、仕入・外注費などの大きな経費。
細かい経費の領収書は全体に与える影響は少ないので、そもそも
税務調査の場面ではあまり注目されません。
ガソリン代が車両費か燃料費か…なんて、ハッキリ言ってどうでもいい。
だから、もし今から頑張って会計処理をするぞ!っていう場合は
一番大事な部分である「銀行口座の動き」と、「売上」をしっかり
記録することから始めることをお勧めします。
で、この①~③がしっかりできたら終わりかというと、
そうではないんです。続きがあります。
【会計処理・第一段階の次にあるもの】

ご覧の通り、登録して「振り返らない」んではなく、
登録された内容をチェックして「正しい内容」にしないといけません。
じゃあ、それってどんな作業なのか。
こちらです。
【会計処理・第二段階】

わかりやすく大まかにカテゴリ分けしましたが、実際には会社によって
必要な作業はもっとあるかと思います。(これは基本形だけを書いています。)
ここで一気に全体像を見てみましょう。
(PDF資料で見たい方はこちらをクリックしてください。)
【全体像】

いかがでしょうか。
思った通り?それとも、思ってもみなかった作業あり?
実はクラウド会計だろうがAI だろうが、
「やらないといけないこと」
は、まだパソコンが使われていない手書き時代から変わってないんです。
変わったのは、その「作業量」と「やり方」です。
上記の図でも書いていますが、作業そのものはクラウド会計で
自動化可能だったり、一部省略可能だったりします。
でも、上記手順でいう「⑦ 税務ルールに合うように調整」などは
自動化されていません。
生成AIに「〇〇ってどういうルール?」と質問して答えを得られても、
それを正しく会計ソフトに反映して、しかも自分の業種・仕事内容に
合ったものにするのは私達のような人間の仕事です。
一方で、クラウド会計で激減した作業があるのも事実です。
具体的に「どう、激減したのか」ということは次回以降のブログで
現場のリアルな声も織り交ぜながらご紹介していきたいと思います。
今日は最後までお読みいただき、ありがとうございました。